拙ホームページの看板教材であり、教え子にも好評をいただいている『英単語シール』の作り方をご紹介するページです。
日本語を介さず英語の語彙を増やし、同時に英語好きを増やす事ができるツールとして、重用しています。
教科配布物(課題・テスト・連絡・歌詞カード等)に貼っていくうちに、生徒の語彙がみるみる向上していきます。
作成法に関しましてご参考いただけたら、また更に向上できる余地等ご指摘いただけたら幸甚です。
まずは、シールに用いる写真の選定です。
シール作成初期は、自分が気に入った画像を漫然と使用していました。
ある日、それを改めるきっかけに出会いました。
生徒はよく私が返却物に貼る英単語シールをペンケースやノートに貼るのですが、その日、2人の生徒が『goldfish』のシールを貼っていたのを目にしたのです。
goldfish
正直に言うと、私はgoldfishというシールにあまり思い入れはありませんでした。しかし、よく見ると、なかなかユーモアのある画像でした。
この経験は、私が気に入る画像と他者が気に入る画像が必ずしも一致するものではない、ということを教えてくれました。
「画像を客観評価、人気順に基づき優先的にシール画像に」
こういう課題が出てきました。
学期授業アンケートでは、遅々として集計がとれません。
そこで、Twitterで画像の人気を計ることを思い立ちました。
いわば、SNSを用いた『市場調査』です。
日々画像を収集し、思い当たる英単語を与えて、いったん『2軍の画像』のフォルダに入れます。
Twitterに2軍の画像をアップし、どのくらい『リツイート』『お気に入りに登録』をされるか数を計ります。
『リツイート』とは、ツイッター利用者が自分のフォロワーたちが見れるよう画像や投稿文を再配信することです。
『お気に入り』とは、ツイッター利用者の所有フォルダみたいなものです。
この2つの合計を見て、人気の高い画像は『1軍の画像』のフォルダに昇格させます。
"revenge"
Retweet 5回 ・ お気に入り 6人
"noodle"
Retweet 10回 ・ お気に入り 8人
"fish"
Retweet 26回 ・ お気に入り 13人
Twitterを利用する点での他の長所は、スペルミスを指摘していただける点や、単語の替案のヒントを得られるところです。
このSNSの利用以来、英単語シールの画像の向上が図れたように思います。
受けた恩恵をいくらかでもお返しできれば、と『gift』ページにてシールのお裾分けをさせていただいております。
英単語シールの作成は、Wordで行っています。利点は、スペルミスを指摘してくれる点や、画像のコピー・ペーストが容易なところです。
シール作成用テンプレート→Stickers Template(『右クリック』で『保存』)
スクリーンの左半面にWordの新しいページ(『左ページ』とする)と、右半面にシール作成のテンプレートページ(『右ページ』とする)を並べます。
左ページに16の画像を貼り付けます(『挿入』→『画像』)。
次に、それらの画像を『縦19.14mm・横16.37mm』に縮小します。初めの画像のサイズを縮小したら、次からの画像をクリックしてショートカットキー『F4(前動作の繰り返し)』を押すと、次々と同じサイズに画像を縮小できます。このサイズが、テンプレートの
枠内に収まる画像サイズになります。
そして左ページの縮めた画像を、右ページに移します。左ページの画像にポインタを合わせ、『Shift』を押したまま右ページへドラッグし、文字『a』の左に落とします。
ここから左ページは不要ですので、閉じてもらって構いません。
右ページの『a』の文字を適切な英単語に差し替えます。
つづりの長いものはフォントのサイズを下げて、つづり全体が現れるようにします(ショートカットキー『Ctrl+[』が便利です)
最後に色を付けて完成です。私は色役割を与えています(ピンク『可愛いもの』赤『攻撃的なもの』水色『水系』紫『ネガティブな語』その他を緑・青・オレンジに分配)
私は『1軍シール(拙ホームページで紹介しているもの)』『2軍シール』と用意していて、印刷頻度が『1軍シール』:『2軍シール』=2:1になるようにしています。2軍シールは1軍シールより画像人気度は劣るとはいえ、1軍にはない語彙も含まれるので、印刷頻度は落としながらも欠かさず作成はしています。
データ量の関係で、『2軍シール』は拙ホームページからダウンロードできませんが、ご入り用の際はGiftのページでご確認の上お声掛けください。(^^)
『日本語学習者・小学校低学年用 ひらがなシール』
『日本史 人物シール』